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皆様こんにちは。IGS Audio Japanの加瀬でございます。本日は、IGS Audioが今年初旬に開発し、現在複数の製品に搭載されているカスタムトランスフォーマー、IGS Custom Transformerについてご紹介をさせて頂きます。


こちらのトランスは主に出力トランスとして、使用されており、EdcorやSowterトランスなどが今まで使用されてきましたが、置き換わる形にて、一部製品においてマイナーアップデートがなされております。


新登場となりましたZENにも、こちらのトランスフォーマーが使用されておりまして、Carnhillトランスと同じTHDでありながら、およそ10分の1のIMDを実現しており、またよりワイドレンジな周波数特性を有しております。


ぜひ、商品をお手に取って、ご体感を頂ければと思います。500シリーズではONE LA 500に搭載しております。


IGS Audio Japan 加瀬

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みなさまこんにちは。IGS Audio Japanの加瀬でございます。本日は、先の土曜日に発表となりました、IGS Audioの新製品でございます、ZENについて、ご紹介をさせて頂きます。


こちらは、ステレオ/デュアルモノとしてご使用をいただける、伝説的なZener Limiterをベースに開発されたコンプレッサーです。The BeatlesがAbbey Road Studiosで使用したとも言われているモデルがコンセプトのため、オールディーズな雰囲気をもちろん持ち合わせておりますが、IGS Audioらしい HiFiサウンドも合わせて持っています。センターに刻印された陰陽のマークは、まさしくこちらの機材がもつコンセプトを表しております。


市場想定価格は42万円ほどでございます。只今国内デモ機のご用意も含めて取扱の準備を進めているところでございます。ご予約などにつきましては、随時受け付けておりますので、正規販売店様を通じてお問い合わせを頂ければ幸いです。


IGS Audio Japan 加瀬

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こんにちは、国際エンドーサーの古屋です。

本日は嬉しいお知らせと共に、世界チャートにおけるミキシング・マスタリングについて書いてみたいと思います。

先ず、昨年発表しましたアルバム「ART OF RICHARD CLAYDERMAN」が、マルタという国のチャートで1位を獲得しました。(チャート情報の一部は、以下のサイトでご確認いただけます。)


昨年リリースさせて頂き、これまで多くの国々でチャートインしてきたアルバムですが、こうしたグローバルレベルでの活躍を見せる楽曲のミキシング・マスタリングというものは、皆様ご関心のあることかと思います。

勿論このアルバム内で、IGS Audioは各トラックや2ミックスのマスタリングをはじめ、多岐に渡り用いられていますが、本日は実際的なテクニックというよりも、その背景にある「楽曲に対しての哲学と考え方」をお伝えしてみたいと思います。


実際のところ、実技よりも「哲学と考え方」を理解することの方が、むしろ重要と言えるかと思います。この背景にある「捉え方、思考法」というものを、最重要視するという考え方は、中々国内には最高位の教育機関でも用いられていない現状があるかと思います。

良い例えを出してみたいのですが、ロンドン大学の美術科と言えば、現在世界ランキングで最上位に位置する孤高の機関と言えます。在学していた友人の話を聞くと、入学してから1年半は全く実技的なことを行わず、論文を書き続ける日々が続くとのことです。

ここで芸術というものを歴史や哲学から学び、永続性のある思考力を身につけて実技へ向かうため、生涯に渡り普遍性のあるアイディアを出し続けられるとの事です。


ここで何が言いたいかといいますと、目先の技術に囚われたり、或いは一目でわかる数字というものに着目してしまうことで、とても安易な方向性へとミックスもマスタリングも行ってしまうという事です。最も重要なことは、自らが育て上げる芸術的直観力と、感じる取る力、そして考える力に集約されているかと思っています。

長い歴史を持つ西洋音楽は、私たちが考える以上に奥深いものです。現在日本で演奏されている楽曲のほぼすべてが西洋音楽の延長線上にいますから、彼らの芸術性を理解しない限り、機材の扱いや作り上げる楽曲の方向性もグローバルレベルに達することができないと結論付けられます。


欧米で演奏されている楽曲は、ハードロックであれEDMであれ、全てがアートであり芸術だと感じています。芸術の域に達しているからこそ、その領域は非常に高いレベルにありますし、強力な哲学を背景に感じることができます。何気なく聴くことの出来る、ちょっとしたロックのフレーズが、シューベルトのアベマリアをモチーフにしていたり、カノン形式を用いたポピュラー曲なども良く耳にします。

こうした日本人にとっては少し疎遠に感じてしまうクラシック音楽の基礎が、西洋音楽には何気なく息づいています。レコーディングやミキシングにおいても同じで、今や世界のトレンドでは、クラシックとポップスにおいて殆ど隔たりがないと言っても過言ではないくらいに、音色への介入というものはクラシックにおいても積極的に行われています。

これが何を意味するのか?ということですが、やはり録音芸術において、美しく作り上げられるものについては、「可能性があれば積極的に意見し、自らの芸術的感性で創り上げる」という考えが前提に感じられます。グラムフォンレコードのプロデューサーであるウィーンのゲオルグの作品に参加した折、驚くほどにクラシックの楽曲でありながら質感や音圧感はポップスやジャズに近い方向性へと推移していました。

世界のトレンドは日々以上のような背景を持ちつつ哲学をもって変化しますが、その背景には「常に美を追求する強い姿勢」というものが感じられます。

テクニック的なものについては、また後日追々様々な記事でご紹介していきたいと思いますが、先ずは音楽を作り上げてきた、西洋音楽の在り方というものをご紹介させて頂きました。

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