TUBECORE 3U
マスタリングコンプレッサーにおける、最高傑作の一つ。

際立つデザインと機能性
TUBECORE 3Uは、完全対称のトランス・バランスにおけるステレオマスタリングコンプレッサーです。
この構造は、典型的なvari-muソリューションに基づいています。従来のINPUT、THRESHOLD、およびOUTPUTコントロールとは別に、サイドチェーンに切り替え可能なハイパスフィルター、パラレルコンプレッション(MIXノブ)、独立したATTACKおよびRELEASEスイッチ、およびユニットの背面からアクセスできるユーザー交換可能なチューブが導入されています。

TUBECORE 3U は、楽曲に異次元の真空管ならではの
リッチテイストと、濃密な味わいを与えます。


分かりやすく使いやすい操作性
TUBECOREは、スタジオマスタリングコンプレッサー / ミックスバスコンプレッサーとして設計されました。 3Uエンクロージャーを使用して構築されており、背面にあるチューブの交換が容易になることで、ユーザーご自身の手で容易にサウンドのテイストに変更を加えることができます。この機材を使用することで、デュアルモノモードまたはミッド/サイドモード(M / S)を自在に操ることが可能です。モードスイッチには2つのバイパス位置があり、快適さと迅速なA / B比較のために装備されている機能です。

真空管交換について
TUBECORE 3Uの設計は、チューブを交換することを前提とし、その可能を大いに用いて頂けるよう設計されています。 ユーザーは、『6N1P-EW(6N3P-EW)–標準のチューブセット』、『6BC8 / 6BZ8 –タイトで透明感あるパンチのある圧縮を可能とするチューブセット』、『6386 –伝説的な圧縮 ツイントライオードのチューブセット』、『5670 –深くて暗いチューブならではの圧縮を可能とするセット』など、多くの選択肢が与えられています。 ユーザーマニュアルには、真空管の交換方法が詳しく説明されているため、すばやく簡単に交換できます。
真空管交換における、ポーランドIGS Audio本社によるチュートリアル
品質
すべてのTUBECORE 3Uは、高品質で適合したコンポーネント(1%金属皮膜抵抗器、Wimaキャップ)を使用して手作りされています。 6N1P-EW(6N3P-EW)NOSチューブが装備されており、個別に調整され、史上最高のバリミューコンプレッサーの1つである証明として、これまでにない最高の体験を提供します。 CarnhillおよびSowterオーディオトランスが装備されています。
IGS Audio Japanから、おすすめの使用方法
・マスタリング
マスタリングコンプレッサーという定義ですので、珍しく標準で付帯してくるM/Sモードを主とする使い方において威力を発揮します。特に音声入力の後に様々なテイストをコンプレッションにより与えた上で、出力調整とパラレルコンプレッションを用いたM/Sモードは、他では出来ないステレオイメージと、リッチテイスト溢れるサウンドを作り上げることが可能です。このテイスト自体は、SPLのIRONやelysiaのalpha compressorをM/Sとして用いたケースとは全く別物であり、またShadowhillsが持ち合わせるテストとも異なります。リッチテイストという点では、前述したKing of compressorの地位を与えられている機材達よりも得意と言え、価格面から見ると非常に価値の高い逸品と言えるかもしれません。
・ミックスバス
ステレオで用いることが前提とされるミックスバス・コンプレッサーにも、TUBECOREは非常に向いています。
コンソールやサミングミキサーのマスターバスに挿すには、一つのベストソリューションと言えるかもしれません。ミキシング段階で余りにハードなバスコンプレッサーを掛けてしまうと、後のマスタリングに悪影響が出るため、あくまで楽曲を纏めるというところにフォーカスさせる意味では、標準で付帯してくるクリアで透明感ある真空管とのコンビネーションは非常に向いています。
昨今の音楽プロダクションでは、旧来からのコンプレッサーから新興メーカーへのシフトが著しく、新世代のサウンドにマッチした機材が求められるケースが多くなってきました。それはマスタリングでの音質変化というものが、よりパワフルで強力なものへとシフトしてきていると言え、加えてモニタリング環境もより精密で密度の濃いものへと進化してきています。こうした環境から、コンプレッションにおいては自然な響きを楽曲に与えながらも、大きな存在感を与えるコンプレッサーやEQが求められるようになってきました。これら楽曲制作における環境と、現代的な制作方法を用いる折に、TUBECOREは何にも勝る強さを発揮することでしょう。