Tilt n Bands

現代のマスタリング機材がHi-Fiに行き過ぎたが故に失った、

厚みあるエッジの効いた音色を付加

​開発ストーリー

​Tilt n Bandsは、IGS AudioのCEOであるIgorが、

​幼少期に叔父であるクリスから聴かされたEQの音色に起源を発します。そのEQはクリーミーであり、機材開発を行うようになってからも何時かはたどり着きたいと思っていた永遠の憧れであったと語っています。

​操作は非常にシンプルで、TILTノブを中心に3バンドのEQで構成されています。それぞれ3つの帯域は、その中からIGS Audioの定義する効果的な周波数からブーストとカットを使い分けることが可能です。また、入力制御するTRIMノブも、微細な調整に対して非常に重宝します。

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​6個の真空管

6つの真空管から構成されるTiltを中心としたEQは、現代のマスタリング機材がHi-Fi中心となる中で、最も重要な要素である”音色のエッジ”を付加してくる機材と言えます。

また、機材の背面から真空管へは容易にアクセスすることが可能で、ユーザーの個性や哲学に合わせて交換することができます。

グループ会社の運営するレーベルからの楽曲を用いたデモ動画

​IGS Audio Japanから、おすすめの使用方法

マスタリング

​昨今のマスタリングの機材は、SPL社が牽引する通り、究極のHi-Fi路線を走ると言って過言ではないでしょう。elysiaもしかり、現在マスタリングスタジオにとってステータスとされる機材の多くは、Hi-Fiを如何に極めるかというところに着目されており、これはメーカー側の人間たちも声を大にするところです。

しかし、実際に多くの要素を持ち合わせるマスタリングにおいては、Hi-Fiを追い求めすぎることで失う要素も多数あります。それは楽音に本来含まれるはずの『音の厚み』『温かさ』『味わい』そして『音のエッジ(輪郭)』など、これらがHi-Fiで攻めれば攻めるほどに足りない要素として浮き彫りになることが良くあります。

これらを是正する形で更にEQを足すという行為に走ると、多くの場合は『掴み処』を失うことで、多くの弊害を誘発するものです。しかし、Tilt機能を用いることで、先ほど失われていたはずの多くのサウンドは、みるみるうちに輝きを増し重厚な音色として楽曲をより魅力あるものへと変化させてくれます。