Rubber Bands 500 Mastering Edition
マスタリング・グレードの500シリーズPultec-EQ
RB500MEは、ダブル500シリーズモジュールにパッキングされた、ステレオパッシブイコライザーです。この機材は、トランスバランス入力(Carnhill)と出力(Edcor)、およびクラスAドライバー回路を備えています。もちろん、フィルタリングセクション全体はパッシブであり、60年代のアナログイコライザーをモチーフとして設計されています。ローカットセクションとブーストセクション用に、個別の周波数セレクターが装備されており、きめ細やかなサウンドチューニングが可能です。最高品質のポテンショメーターとELMAスイッチを使用し、卓越した性能を実現しています。
Rubber Bands ME 500のEQカーブ
Rubber Bandsは、個々のトラックやミックスバスに、様々な色合いでエフェクトを追加できる素晴らしいツールです。
最も特徴的な要素としては、ユーザーご自身の個性や考え方に合せて、多くのセットアップを実現できることでしょう。全てにおいて特徴的であり、同時に素晴らしく芸術的なサウンドに仕上げることが可能です。これは、アーティストやスタジオエンジニアに、自らの個性を音楽に加える機会を無限に与えることのできるデバイスであり、IGS Audioは誰よりも音楽を愛する方々を応援する立場にあります。
500フォーマット最初のステレオPulteq-EQ
様々なセッティングにて、積極的なサウンド名器を行った一例のデモ
IGS Audio Japanから、おすすめの使用方法
・ミキシングトラック
Rubber Bands 500 MEにおいて、その能力を存分に発揮するものとして、リズムセクションに用いることは非常に有用と言えます。特にドラムバスは強力な威力を発揮し、アコースティックドラムから打ち込み系の電子音まで、正にバリエーションに富んだ芸術的なエフェクト効果をもたらします。
またストリングスセクションのような、大編成の楽器を用いたトラックバスに対しても強力で美しいEQを可能とし、楽曲内でひと際存在感を示すと共に、その真逆の使い方としては、抑え気味のサウンドに仕上げたい折にも自在にサウンドテイストを操ることができます。
・マスタリング
この機材自体に『Mastering Edition』と名付けられているように、マスタリングへの投入は非常に理にかなっています。IGS Audio Japanの運営に当たる関連会社は、ドイツにも拠点を持つ音楽プロダクションであり、世界的な形で名声を得てきた組織でもあります。
同社は2018年のワールドカップ公式曲に、サウンドプロデューサー・マスタリングエンジニアとして参加を果たしており、Rubber Bands 500 MEは同楽曲にて存分にその能力を発揮しています。この機材がどれほどに優秀であるかは、こうした世界的な実績が何よりも裏付けていると言えるでしょう。
2018ワールドカップ公式曲