こんにちは。IGS Audio Product Specialistの加瀬でございます。本日は、IGS Audio 576 Blue Stripe(1176系FETコンプレッサー)のおすすめの使い方を、ドラムの音作りに焦点を当ててご紹介致します。
こちらの製品は、Revision A(ブルーライン)を基に開発されておりますが、単なる復刻というような位置付けではなく、開発者のIgor氏のエッセンスが多く加わった音色感を有している機種でございます。1176系コンプレッサーでは、大抵の機種にレシオ全押しモードが付いているかと思いますが、576も例に漏れず、SLAMモードという形にて同様の機能を提供しております。加えて、オリジナルには無い機能としまして、レシオ2:1モードも搭載しており、質感を変えたいけれども、リダクションを抑え目にしたいといったトラックにもご使用頂くことが可能でございます。
下記動画内では、同じくIGS Audio製のステレオパルテックタイプイコライザーであるRubber Bands 500 Mastering Editionを組み合わせまして、ドラムバスにおけるサウンドメイクの実例をご紹介致しております。使用するエフェクターはこちらの2つのみという状況で、原音ミックスからどこまで音作りを持っていくことが可能であるのか、その実力をお分かり頂けるかと思います。
グループ会社の音楽プロダクション(Hiro's Music Production)では、積極的に音色変化を付け加えてゆくという手法をとっております。商業音楽として、あるべき形に落とし込むというのが、その中心にある考え方ではありますが、世界の最先端の音作りや旬な音を考えた際には、至って当たり前の考え方であるとも理解しております。その音作りの作りこみの際に、IGS Audioの製品が重要な役割を担うことができると、考えております。次回576を取り上げる際には、他の楽器でどのように使って頂けるかについて、ご紹介をできればと思います。
IGS Audio Product Specialist 加瀬
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