iQ500
500シリーズ唯一の5バンドEQ。Sontecをモチーフとし、限りなく透明感あふれる音色を実現。
機材の特徴
iQ505は、500シリーズモジュールに組み込まれた、完全なるパラメトリックイコライザーです。
この機材は、オーバーラップバンドと12dBのブーストまたはカットを備えた5バンドEQであり、イコライゼーションの範囲は、サブベースから始まり、通常はエアと呼ばれる24kHzまで引き上げられています。非常に広い帯域をカバーしており、多くの楽器の音色調整に重宝します。
また全てのバンドには、各フィルターの帯域を管理するQノブが装備されており、これは最新のTHATチップを用いた、電子的に完全なるバランスの取れた入力と出力を備えています。
透明感あふれるサウンドの秘密
IGS Audio iQ505は、間違いなく最もクリーンなサウンドのイコライザーの1つです。
IGS Audioが提供している、他のいくつかの個性あふれるサウンドのEQとは異なり、明瞭さと透明性に関して正に比類なきクォリティを誇っています。iQ505は、あらゆる種類の楽器に対応し、楽音自体に対して干渉することなく各帯域のサウンドに対してブーストとカットを可能とします。
これはSontecからインスピレーションを得ているという考え方が背景となり、マスタリングにおけるソリューションとしても機能するクォリティで、EQを作り上げた結果とも言えます。
様々なセッティングにて、積極的なセッティングを行った一例のデモ
IGS Audio Japanから、おすすめの使用方法
・シングルトラック
楽器を選ばず、多くの用途に対応してきます。非常に美しくも、透明感が全面的に押し出されたEQ故に、誰にでも扱いやすく、特別な知識や経験も必要しないため、ハードギアに触れる意味では最もハードルの低い一台とも言えるかもしれません。
そして、ハードギアに慣れ親しんだユーザーにとっては、これほどに癖がなく効果的なシングルトラックのEQはこれまでになかったと言えるほどのクォリティを誇っており、マスタリングEQをそのままシングルトラック盤にしたと言っても過言ではありません。
・ステレオトラック
非常にリーズナブルな額面を実現しているiQ500は、ステレオで導入するにあたってもハードルが低いと言えます。しかし、その効果と扱いやすさは決して額面だけで計ることはできません。低コストの実現は、トランスフォーマーを一切排することで、パーツ点数を減らすことで実現されており、クォリティを下げたということではありません。パーツが減らされたことで、よりシンプルなサウンドエフェクトを実現することで、癖がなく美しいEQとしてステレオトラックへ導入するきっかけになる一台とも言えます。
デモ動画で行われているとおり、ドラムバスやマスタートラックなど、楽曲のジャンルやスタイルを問わず多くのニーズに応えるEQと言えます。